ふじみ野市議会での令和3年第2回予算・決算常任委員会が開催され、主に令和2年度一般会計補正予算と令和3年度一般会計予算の審議が行われた。
伊藤美枝子分科会長は、議案内訳の詳細を報告。特に、令和2年度の一般会計補正予算では、歳出において環境改善や地域活性化を目指した取り組みが含まれることを強調した。
続いて、具体的な質疑に進み、佐藤委員は清掃費補助金の算出根拠への説明を求めた。環境課長の宮寺和美氏は、三芳町からの負担金に基づくものであると回答し、負担金と補填金の計算方法を明らかにした。この回答を受け、佐藤委員は適切な運営費が見込まれているか懸念を示し、さらなる説明を求めた。
また、都市計画に関連して塚越洋一委員は、道路橋りょう費負担金の大幅減について質疑。道路課長の山風呂敏氏は、緊急事態宣言の影響で用地交渉が遅れた結果であり、丁寧な交渉を続けていると説明。これに対して塚越委員は、より具体的な進行状況の情報提供を求めた。
質疑の中で、鈴木美恵委員は新型コロナの影響で市民活動の減少が懸念される中、海外の流入状況と相談業務について言及した。協働推進課の村田頼信氏は、相談業務緊急性を訴え、外国籍市民からの相談内容が増加していることを示し、対応策を改めて確認した。
このように多岐にわたる議題が議論されたが、各委員は地域住民の意見を尊重しつつ、ふじみ野市の財政住民サービスの充実を実現に向けた取り組みを進める意義を再確認した。