令和2年9月8日に、ふじみ野市議会第1委員会室で市民・都市分科会の会議が行われた。
この会議では、令和2年度のふじみ野市一般会計補正予算(第6号)及び令和元年度の一般会計歳入歳出決算の認定に関する議案が審議された。特に補正予算については、加藤恵一副分科会長から「自治組織集会施設建設費等補助金の内容とスケジュールについて」質疑が行われ、村田頼信協働推進課長が、「はけ自治会の旧集会所解体に伴う補助金で、年内には解体を終了予定」と回答した。
さらに、会議では地域振興に関する様々な助成金についての説明が続いた。鈴木美恵委員は「アートフェスタ業務委託料について、事業実施の意義と効果は何か?」と質問した。吉村敏世文化・スポーツ振興課長は、昨年までは産業文化センターを中心として実施していたが、今年度は動画配信を行い、中学校や大学の参加も見込んでいると述べた。
また、森林環境事業の補正費用の運用についても議論が行われ、「新型コロナ禍において、地元企業への援助は不可欠」との意見があり、産業振興課の本橋直人課長も感謝の意を表した。
さらに、鶴ケ岡地域の道路冠水対策として、6号基設置工事に関する説明もあり、髙橋昌巳上下水道課長は「新たに610立方メートルの雨水流出抑制が可能」と強調した。その一方で、安定的な道路管理の維持が求められるとの問題提起もあった。
加藤副分科会長からは、過年度分支出についての質疑が寄せられ、吉村課長が「年度末に精算を行う」ことを示した。
今後の課題として、以下の点が強調された。
1. 課題のある建物や施設の早急な維持・修繕計画の策定
2. 市民活動促進に向けた広報戦略の強化
3. 自治組織の加入促進の必要性の再確認。
質疑応答を経て、各議案については次回の分科会で再度議論されることが決まった。