令和元年第2回高石市定例会では、各議案について活発な意見交換が行われた。特に、一般職の職員の給与に関する条例改正において、松本善弘委員長は「全会一致で可決すべきとの結論に達した」と述べ、慎重な審査を経ての可決を報告した。
また、高石市水道事業条例の改正では、日本共産党市議団の明石宏隆氏が「消費税の増税が料金に反映されている」などとして反対意見を表明した。
そして、議案第6号である令和元年度高石市一般会計補正予算は、慎重な審査を経て「賛成多数で可決」となり、同様に公共下水道事業特別会計補正予算や介護保険特別会計補正予算も原案通り可決された。上田庸雄次長は「適切な税収をもって市民の利便性向上に努める」と強調した。
この会議の中で、特に高石小学校の校庭の芝生化について非常に厳しい状況が報告された。教育総務課の西川浩二課長は、「地域の協力を得て、芝生を維持管理し続ける方針」と回答したが、現状の凸凹を解消するための早急な対策が望まれている。高石小学校内での事故を未然に防ぐため、今後改善に向けた具体的なステップが必要とされている。
さらに、地域のコミュニティバスやオンデマンド交通の導入についても議論が行われた。明石宏隆議員は、「高齢者の外出機会を増やす施策が普及すべき」と提案し、自主的な運転免許返納を促進する施策や交通安全教育の強化を訴えた。高石市では現状、公共交通の多様化が進んでいないとのコメントがあり、早急な対応が求められる。
最後に、令和元年度の成人式について、明石議員が「成人の日の前夜祭的なイベントも検討してほしい」と提案するなど、地域住民の意向が反映された新たな施策が期待される。