令和元年9月27日に開催された第134回うるま市議会において、津堅島訓練場に関する発議があり、その内容が議論された。特に発議第11号と第12号では、津堅島訓練場水域における米軍のパラシュート降下訓練の中止を求める意見書と抗議決議が提案された。この一連の訓練は、地元住民の安全や船舶の航行に影響を与えるとして、うるま市議会はこれまでに多くの懸念を表明してきた。提出者である又吉 法尚議員は、「これまでも数回にわたり沖縄防衛局に対し、訓練の中止を要請しているが、米軍の実施は続いている」と強調した。
この発議の採決においては、出席した全議員が賛成の姿勢を示し、両件はいずれも可決された。
さらに、令和元年度の一般会計補正予算に関する議案も数件提起され、補正予算は53件から65件にわたる内容が討議された。うるま市は新たな水槽付消防ポンプ自動車や高規格救急自動車の取得についても議論し、これらの議案も原案通り可決となった。
一般質問では、議員たちが様々な地域課題を提起し、特に津堅島の人口減少や農業振興における施策がクローズアップされた。これに対し、教育長は、「津堅島の教育環境を充実させる取り組みを進めており、さまざまな支援を行っていきたい」と述べた。特に、地域の農業活性化に向けては広域での水資源管理が求められ、活用方法に関する意見も寄せられた。