令和6年6月の第176回うるま市議会では、様々な重要な議題が取り上げられた。特に、加齢性難聴者への補聴器購入助成や、米原区内道路冠水問題、石川ゲートウェイ拠点形成基本計画が重点的に議論された。
加齢性難聴者への補聴器購入助成事業が令和6年度から予算化されることが確認された。福祉部長の幸地美和氏は、対象者や申請方法について詳細を説明。市内に居住する65歳以上の非課税世帯の高齢者が対象となり、耳鼻咽喉科医師の意見書が必要となる。この件に関しては、多くの市民からの問合せが寄せられており、実施時期は10月頃に申請受付を予定しているとした。
金融面から見ても、補聴器購入は多大な経済的負担をもたらすことから、この助成が期待される。更に、周知方法についても積極的なアプローチが提案され、地元の耳鼻咽喉科や補聴器販売会社への情報提供が行われることが確認された。
米原区内道路冠水状況についても言及された。都市建設部の名嘉眞睦部長は、特定箇所の冠水問題を認識しているとし、抜本的な対策が必要であるとの見解を示した。今後は排水構造物や経費の算出などの検討が進められることが知らされた。
さらに、地域の子供たちの教育環境についても着目され、赤道小学校の運動場整備について議論がなされた。社会教育部長の兼城哲夫氏は、学校側からの設置要望がないことを説明し、今後、状況を見極めていく意思を示した。学校近隣では、学生や保護者からの要望も踏まえた対応が期待されている。
最後に、石川ゲートウェイ拠点形成についての基本計画が進捗し、今後のスケジュールについても説明された。市の中心市街地に新たな公共施設整備を行うことで地域振興を図ることが見込まれており、市民の利便性向上に向けた取り組みが求められている。今後の動向に注目が集まる。
うるま市議会では、今後も市民の要望や期待に応える形での議論が続けられることが期待されている。