令和6年6月19日、うるま市議会第176回定例会が開催された。議員からは市道整備と防災施策に関連する重要な質問が寄せられた。特に、道路行政に関する質問では、国場正剛議員が県道75号線の進捗状況について質問し、具体的には残りの工事延長について尋ねた。
市の都市建設部長、名嘉眞睦氏は、夜間工事を含め進捗状況について説明した。前回の定例会で残り120メートルとされていた工事が、現在は約75メートルになっていることが確認された。工事は長雨や埋設物撤去の影響を受け、完成予定が当初の6月から7月へと延期されていることが述べられた。
次に、各議員からは防災施策についての質問もあり、防災広報対策部が設置された背景についても触れられた。この部門は、災害時の迅速な情報伝達を目的とし、市の危機管理体制を強化するために設置されたとのこと。防災広報対策部長、大田義浩氏は、組織の役割や地域全体の防災意識の向上を図る施策について説明した。
さらに、福祉行政や教育行政に関する質問もあり、特に市内小中学校のグラウンド整備状況について、学校教育部長、大里元児氏が報告した。市内の学校においては、教育環境の向上を目指した取り組みが進行中であることが強調された。活動報告の中で、障害者支援の充実や、地域の防災力を向上させるための具体的な施策も提起された。
また、国場正剛議員は、防災広報や消防指令センターの整備計画についても言及し、消防本部参事である福地常勝氏からは、新たに建設される消防指令センターが地域防災力を強化する重要な役割を果たすとの説明があった。
こうした議論を通じ、出席した議員たちは地域の安全対策、公共事業の進捗状況を確認し、さらなる市民サービス向上に向けた意見を交わした。議論は今後の市政運営に重要な影響を持つことが予想される。