令和元年5月20日、うるま市議会で第132回臨時会が開かれ、市民生活に深く関わる重要な事項が議題にあがった。
主なテーマとしては、津堅島訓練場における米軍のパラシュート降下訓練の中止を求める意見書と抗議決議が注目された。
これに関して、又吉法尚議員は、「本市議会は、船舶の航行の安全等を理由に中止を求めてきたが、訓練は無視されてきた」と懸念を示した。
また、在沖米海兵隊による女性殺害事件についても厳しい意見が相次いだ。又吉法尚議員は「基地が原因で県民が不安にさらされている」と強調し、県民への謝罪と合わせて「再発防止」の強い要請を行った。
会期は、本日1日間と決定し、次に発議内容が順次採決された。
津堅島訓練場水域でのパラシュート降下訓練中止を求める意見書は、全員賛成で可決された。艦隊活動の影響を受ける市民が多いため、この決定は市民の安全確保に寄与すると期待される。
続いて、報告第1号から報告第4号までの専決処分の報告が行われ、引き続き、うるま市の税条例や固定資産税の課税免除に関する条例改正案等が示された。これらの改正は、地域経済の活性化や市民の生活向上に向けたものである。
吉田市長は、「市民が安心して生活できる環境を整えるために、様々な取り組みを進めていきたい」と述べた。議案提出後は、市民経済委員会、教育福祉委員会等で審査が行われ、各委員会ともに承認を得た。
最後に、教育委員会の新委員任命が承認され、すべての議事は滞りなく進行した。