令和元年6月21日に開催された第133回うるま市議会では、重要な議案が審議された。
本日の会議では、勝連城跡周辺整備事業の歴史文化施設建設工事について、都市建設部長の目取真康史氏が詳細を説明した。この工事は7億5,768万円の契約金額を持っており、請負契約先はうるま市の「(有)桑江工業・(有)殖伸建設・(有)クリエイト技研建設工事共同企業体」であることが発表された。工事の完成後、地域の観光の向上や教育資源の充実が期待されている。
また、歴史文化施設の展示制作業務契約についても説明が行われた。この契約に関しては、株式会社丹青社が担当し、契約金額は2億6,279万円である。文化資源の活用を通じて地域の活性化を目指す意義が確認された。
議案第47号の監査委員選任についても報告され、監査機能の強化が期待されている。副市長の上間秀二氏は、「監査は市政の透明性と市民への信頼に資する重要な役割がある」と強調した。
質疑応答では、特に報告された平成30年度の各種会計の繰越について質問が多く寄せられた。仲本辰雄議員は、報告第7号に言及し、「事故繰越の適用について、今回の事例が避けがたい事故に該当するのか、しっかりと確認したい」と指摘した。水道部長の儀保一盛氏は、業務実施の必要性に鑑み、説明を行い理解を得ることを試みた。
プレミアム付商品券事業についても質疑アナウンスがあり、経済部長の佐久川篤氏が、その内容と対象者を示した。対象は住民税非課税世帯及び子育て世帯であり、具体的には7,500円の負担で25,000円の商品券が入手可能である。また、約22,400世帯、32,000人が対象となる見込みである。本事業により市内消費の喚起が見込まれている。
質疑の進行の中で、教育振興推進委員会の設置についても触れられ、教育環境の改善案がどのように進められるのかが注目されている。教育部長の赤嶺勝氏は、与勝第二中学校の現状と将来に向けて新たな視点を持って検討することの重要性を述べた。
今後、さらなる議論が必要な議案については、委員会への付託が行われ、次回に向けた準備が整えられる予定である。議会として、市民の期待に応える姿勢を強めていく方針である。