令和元年10月1日、うるま市議会は第134回定例会を開催した。前回の振り返りとして、市補助金制度や福祉行政、地域防災計画等が議題になり、各部署から報告が出された。
特に注目を集めたのは、うるま市の補助金制度に関する質問であった。下門 勝議員は、透明性を向上させるために、補助金の使途や目的を明確にする必要があると強調した。企画部長の仲本 昭信氏は、補助金交付基準の見直しを実施し、透明性確保に向けた取り組みを進めていると述べた。
次に福祉行政に関して、貧困対策の必要性が指摘された。福祉部長の当間 重俊氏は、困窮家庭の子供たちに向けた支援策を強化する必要があると述べ、教育長の嘉手苅 弘美氏は子供たちに健全な成長環境を提供するために、協力体制を強化が必要であると述べた。
地域防災計画についても話題に上った。災害時の対応をより効果的にするため、アクションプランの見直しが必要であるとの意見が出た。 担当部長の仲本 昭信氏は、地域の安全を確保するための対策を講じていると述べ、今後の研修や訓練の実施を促進することを約束した。
また、教育行政においては、全国学力・学習状況調査が議論され、特に中学校の学力向上に向けては教員の多忙化防止策が必要であるとの見解が示された。教育部長の赤嶺 勝氏は、授業報告システム等の導入により教員の負担軽減を進めていきたいと述べた。
さらに、部活動や伝統芸能の振興に対する支援も焦点となった。参加議員からは部活動の改善や文化活動の支援を促進する要求があった。一方で、我が市の誇る島民ダンスやエイサーの保存活動について、市としての支援策が求められた。