令和3年10月13日、うるま市議会臨時会が開かれた。
会議の冒頭、議長の幸地政和氏が会期を1日とすることを明示した。
会議録署名議員の指名が行われ、大城直議員と德田政信議員が指名される。
次いで、会期の決定が議題に上がり、議会運営委員長の大屋政善氏が、議会運営についての協議結果を報告した。
今回は、新型コロナウイルス感染症対策を持続的に実施する方針が確認され、会期を本日1日間とすることが承認された。
さらに、議員の出席方法が通常と異なることが議題に上るも、異議なしと認められた。
報告第17号と報告第18号が続けて行われ、城前小学校校舎解体撤去工事とR2比嘉漁港物揚場整備工事に関する専決処分が報告された。
両件とも特に質疑はなく、報告止まりとなった。
また、議案第84号である令和3年度うるま市一般会計補正予算について、企画部長の金城和明氏が提案した。
この補正予算は、全体で5億217万4,000円の追加が行われる予定であり、合計額が713億9,538万3,000円に達する。
この中には、経済対策としての新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金や、地域振興基金からの繰入金も含まれる。
議案に対する質疑では、東浜光雄議員が商工振興費に係る事業所改装等支援事業に対する質問を行った。
経済部長の松岡秀光氏は、コロナ禍において中小・小規模事業者への支援を強調し、その具体的内容として補助金支給の枠組みを説明した。
店舗改修補助が上限30万円、備品整備補助が20万円、消耗品購入補助が2万円となる。
さらに、「うるまの元気応援プロジェクト」についても報告があり、松岡氏は新型コロナウイルス感染拡大による影響を踏まえ、地域活性化のための支援策を発表した。
本会議では、委員会付託を省略したため、議案第84号が原案の通り可決されることが決まった。
議員派遣に関する議題も異議なしとされ、10月18日からの視察調査派遣が承認された。
この日は、最後に議長の幸地政和氏が今臨時会の終了を宣言し、全会議が円滑に進められたことが確認された。