令和4年9月6日、うるま市議会は第162回定例会を開き、令和4年度一般会計補正予算など複数の議案を審議した。
本会議では、特に令和4年度うるま市一般会計補正予算(第4号)に関する議案が注目されており、仲本辰雄総務委員長はその審査報告を行い、原案可決を提案した。
補正予算には、消防関連の石川消防署仮眠室の個室化工事、及び女性用仮眠室の整備が含まれる。これについて、市当局は新型コロナウイルス対策に関連して、緊急防災・減災事業債を活用して進めていると説明した。さらに、農林水産関連では、既存の勝連城跡休憩所の土地購入費用が補正計上される。仲本総務委員長はこの購入が地域活性化に寄与すると強調した。
次に報告されたのは、物品の取得についてである。議案第68号(救助工作車)、第69号(動力ポンプ付水槽車)、第70号(予防広報車1号・2号)が一括で審議され、全て原案通り可決された。更に、各機器購入に際しては特定防衛施設周辺整備調整交付金を使用し、充当率が100%であることが報告された。
また、令和4年度水道事業及び下水道事業に関する補正予算も一括で報告され、通過した。この採決は特にコストを抑え、サービス質の維持を狙ったものである。この経済的な背景は日々の生活に密接に関わっており、議員らはその重要性を再確認した。
一般質問では、議員らから地域の安全・安心に関する質問が相次いだ。特に、災害対応における機器更新などの必要性、地域特有のインフラの整備状況が話題となった。議員達は、特に消防・医療体制強化の必要性を強く訴え、地方自治体としての責任を果たすための施策を求めた。
今回の議会は、地方政治における市民の生活向上を目指す重要な一歩であった。市民生活の質を向上させるため、地域ニーズに応じた適切な施策の検討が急がれると言えよう。