令和元年12月11日、うるま市議会は第135回定例会の第4日目を迎え、多岐にわたる議題が討議された。
会議の中で、「石川野球場」や「農地及び農道整備」というテーマに対する質問が特に注目を集めた。荻堂 盛仁議員は、韓国球団のキャンプを促進する努力の重要性を強調した。彼は、韓国からの観光客が減少している現状を踏まえ、観光誘致と経済効果の両面を含めた対策が求められていると述べた。また経済部長の佐久川 篤氏は、具体的な数値を挙げ、昨年度のキャンプによる経済効果を明確に示した。
さらに、上原土地改良区についても言及された。荻堂議員は、土地改良の成果が年数を経ても不十分である現状に言及し、再度の補助事業を提案した。しかし経済部長の佐久川氏は、新たな補助事業の導入が厳しい現実を伝えた。一方、地域での農業振興策や耕作放棄地対策については、具体的な施策が着実に進められているとの発表があった。
産業まつりについても触れられ、経済部長は12月14日から15日にかけての産業まつりの開催を告知した。このイベントは市内の生産物をPRするための重要な機会であるとされ、多くの市民の参加が期待されている。
また、個人番号カードの義務化についても議論が交わされた。市の職員の取得状況が示され、総務部長の宮城為治氏は、マイナンバーカードが健康保険証として利用される予定であることを説明した。
最後には、「勝連城跡」の観光客受け入れ対応についての質問があり、経済部長は、今年度新たに整備された駐車場やトイレが稼働していることを報告した。さらに、増加する観光客が安心して訪れることができる環境を整える重要性が強調され、今後の取り組みに期待が寄せられた。
以上のような内容が議論されたこの会議は、地域の課題とその解決に向けた具体的施策が取り上げられる場となった。今後の議会における活動が注目される。