令和5年9月25日、うるま市議会では、第170回定例会が開かれ、議会運営や市の重要施策について活発な議論が交わされた。この日の主な内容の一つは、学校施設の整備や不登校支援についてであった。
大城直議員は、平敷屋小学校の石積壁の整備を再度取り上げ、樹木伐採が完了したが、目地埋め作業の進捗について見解を求めた。これに対し、社会教育部参事の兼城哲夫氏は、作業が難航している旨を説明しつつ、今年度中の対応を目指すと述べた。
さらに、大城議員は、運動場周辺のフェンス設置についても質問し、少年野球などの活動に支障が出ていることを強調した。兼城氏は、現在整備計画を検討中であると回答し、今後の進捗に期待が寄せられた。
教育関連の議題では、学校部活動の地域移行推進に関する話題が取り上げられた。学校教育部長の大里元児氏は、現在の取組について報告し、部活動が地域と連携して行われることの意義を強調した。その中で、教員の負担軽減や、生徒の技術向上が期待されていることも伝えた。
また、不登校支援の強化も重要なテーマとなり、各学校に配置される青少年支援員や自立支援員の役割が語られた。学校教育部は不登校児童・生徒への対応を強化し、早期の自立支援に努める方針だ。
イブニングマガジンでも取り上げられている、生成AI(ChatGPT)に関する懸念も話題となった。教育現場において生成AIの有用性が期待されているが、リスクや情報漏えいの懸念から、ガイドラインの策定が進められている。
最後に、うるま市の教育に関する総体的な意義が述べられ、コミュニティスクールの運営による地域との協力が求められた。特別支援教育についても、教育現場での支援体制の充実が今後の重点課題として挙げられている。