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うるま市議会、文化財行政や治水対策を議論

第152回うるま市定例会では、文化財行政や治水対策、育児・介護休業法改正について議論された。
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令和3年9月にうるま市で開催された第152回定例会では、重要な議題が取り上げられた。

一般質問が行われ、各議員が市の施策について多岐にわたる質問をした。特に、文化財行政に関連して平良榮順議員が安慶名城跡に関する問題を指摘。「駐車場が施錠され、利用ができない上、放置車両がある」と述べ、管理状況の改善を求めた。

これに対し、都市建設部長の目取真康史氏が応答。「駐車場施錠の理由は、公園利用者からの苦情が多いため」と説明した。さらに、長期間放置された車両に関しての対応として、撤去通告書の貼付けや所有者への連絡などを行っているが、現在も問題が残っている現状を強調した。

加えて、安慶名城跡内の雑草や雑木の剪定状況についても議論があり、議員からの指摘で「石垣に影響を及ぼす雑木の伐採が必要」との意見も出た。教育部長の赤嶺勝氏は、「清掃作業は月2回実施しているが、雑木の伐採には課題がある」と述べた。

治水対策についての質問も多く、平良榮順議員が天願川の河積断面確保について言及。都市建設部参事の浜田宗賢氏は、「令和3年度中の整備完了を予定している」と明言した。河川整備の重要性が再確認された。特に、天願橋の整備は過去の氾濫を受けたものであり、早急な対策が求められている。

また、育児・介護休業法の改正についての質問もあり、宮里朝盛議員は、「改正法の実施時期や市の対応、周知方法を問う」と訴えた。総務部長の古謝哲也氏は、「令和4年から順次施行される」と回答した。

この他、新型コロナウイルス感染症対策についての議論も行われ、補助金の活用などの質問が相次いだ。特に、医療機器購入に対する補助の必要性が強調された。こども部長の金城妙子氏は、「低濃度オゾン発生器の導入について、検討していく」との見解を示した。

市は、今後も市民の安全と健康を第一に施策を推進し続ける必要がある。議員たちの質問を通じ、課題の解決に向けた具体的な対応策が求められる中、うるま市の行政は引き続き市民の意見を吸収し改善へと進める姿勢が強調された。

議会開催日
議会名令和3年9月第152回うるま市議会定例会
議事録
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