令和5年6月29日、うるま市議会では様々な市民の要求と懸念が議題となりました。特に注目を集めたのが石川多目的ドームの駐車場問題であり、近年の観光客数増加に伴い駐車場不足の声が高まっています。
市民からは「駐車場が止められない」との苦情が多数寄せられており、周囲の住宅街への違法駐車や交通渋滞が問題視されています。経済産業部長の松岡秀光氏は、用地獲得の可能性調査を進めていると述べた上で、今年度は民間事業者と連携したプロジェクトについての調査を進める計画を明らかにしました。
また、スケートボード場についても言及されました。特に、具志川運動公園内のスケートボード場では利用時間を短縮していることから、地域住民との摩擦が生じています。これについて、止む得ない理由から規制が行われているとしつつ、地元の協力も求めていく意向が示されました。
さらに、ヌーリ川公園の整備進捗状況についても説明があり、用地買収が進んでいるが、社会情勢の変化に伴い今後の機能について住民との連携を強化していく方針が確認されました。
韓国で発生している口蹄疫についても報告があり、農林水産部長の佐次田秀樹氏は、農家への注意喚起とともに消石灰や殺菌消毒液の配布については現時点では予定されていない旨を伝えました。
新具志川火葬場建設に関しては、地域住民からの声が多く挙がっており、一部住民の意見が反映される重要性が指摘されました。特に交通渋滞対策としての道路整備が急務であるとの認識が共有されました。
また、島しょ地域を対象にした様々な問題が提起されました。特に、津堅島では観光客の増加に伴う交通対策が求められ、平安座島や宮城島では医療体制強化や地域文化の保護についての意見が寄せられました。最終的に、参加議員たちの賛同を得ながら市の各施策の進捗が求められ、うるま市の発展に向けた注目が集まっています。