令和元年12月18日に開催された第135回うるま市議会では、さまざまな議題が取り上げられ、議員たちが地元の課題解決に向けて活発な意見を交わした。今回、特に目を引いたのは、うるま市が「闘牛のまち」を宣言したことに関する特集だった。
この宣言は、10月19日のうるま祭りにおいて行われたもので、市長の島袋俊夫氏がその意義を強調した。この取り組みは、地域文化としての闘牛を市内外に発信し、観光振興につなげることを目的としている。議員の天願久史氏は、この取り組みの重要性を述べ、「闘牛のまち」としての認知度向上が、地域の活性化に寄与すると強調した。
天願議員が提案した闘牛の育成や飼育状況についての質問に、経済部長の佐久川篤氏は、うるま市の闘牛飼育数が185頭であることを紹介し、若い牛主の増加を報告した。さらには、闘牛の魅力を最大限に引き出し、観光資源としての可能性を探る方策にも言及した。具体的には、闘牛大使を任命し、記念日を制定する計画がある。
また、教育分野にも注目が集まり、学校における教育施策の強化やボランティア活動の推進についても話し合われた。指導部長の盛小根完氏は、市が取り組んでいる学校読書推進活動や外部指導者の活用について述べ、多様な方法での学びの機会を提供する姿勢を見せた。