うるま市議会は、令和元年６月28日に開催された定例会において、地域住民の重要な課題を多角的に取り上げた。
この日、特に注目を集めたのは、安慶名地区における騒音問題である。一般質問に立った國場正剛議員（県議会）は、安慶名地区土地区画整理事業の雨水排水路に関する騒音について指摘した。データによれば、道路上の排水路のふたががたつき、車両通行時に騒音が発生しているとのこと。これに対し、都市建設部長の目取真康史氏は、対策としてゴム材をふたの縁に取り付けて騒音を軽減すると述べた。
次いで、安慶名３区線に対する整備が求められた。これは交通量の増加により、特に子供たちの安全が懸念される状況にあり、蟬本議員（市議会）も指摘し、横断歩道の設置を求めた。市民部長の平良一雄氏は、地元自治会の要望が必要であるとの見解を示し、地域との連携の重要性を強調した。
さらに、障害者福祉に関する質問が取り上げられ、福祉部長の当間重俊氏は、更新手続きの様式変更に対し、より適切なサービスを提供するための変更を加えたと説明した。これは障害者のニーズに応じた柔軟なサービスを実現するための重要な一歩として位置づけられている。
また、うるま市内の空き家対策についても言及された。都市建設部長は、市内の空き家の実態を把握するための調査を進めており、持続可能なまちづくりの視点から早急な対策が必要であることを訴えた。
さらに、あげな小学校の環境整備についても、地域住民の期待の声が高まっている。市は来年度の施行に向けて準備を進めており、学校側とのコミュニケーションを強化する方針だ。
最後に、記者会見後、議長の幸地政和は、地域住民の不安を少しでも解消し、安心して生活できる環境の整備に全力で取り組むことを誓った。これらの議題は、今後のうるま市の発展に大きく寄与すると期待されている。