令和元年6月に行われた第133回うるま市議会定例会において、農業振興や保育行政、体育施設の管理などの重要な問題が討議された。特に、農業振興を巡っては、県全体でのサトウキビ生産量の減少が続くなか、うるま市の生産量が1万2,000トンであることが明らかになり、今後の支援の必要性が強調された。さらに、タトゥー施術に関する条例についても言及され、青少年に対する厳重な取り締まりが求められる中、実際の罰則の適用状況も取り上げられた。
保育行政については、豊原保育所の認定こども園移行に関する説明がなされ、地域住民との理解を深めるための説明会が行われたことが報告された。教育委員会は、保護者の意見を取り入れつつ、認定こども園への移行を進める意向を示した。
また、体育施設の管理業務についても話が及び、指定管理者制度による効率的管理が進行中である。特に、具志川総合体育館や具志川野球場周辺の雑草管理が市民からのクレームの原因となっており、その改善が急務であるとされていた。経済部は今後、基準に従ったモニタリングを強化し、適切な管理運営が行われるよう努めていくとした。
勝連城跡に関しては、観光客誘致に向けた施策が話題となり、現在進行中の整備事業による来場者の増加が期待されている。また、教育委員会では教師の働き方改革にも力を入れ、教職員の健康管理が一層重要視されるべきであることが議論された。今後、教育現場での労働環境がどれだけ改善されるかが課題とされているが、効果的な制度の導入によって、教職員の負担軽減が図られることが望まれる。
全体として、うるま市における様々な施策が進められているが、さらなる改善策が求められている状況である。特に、農業振興、スポーツ振興、保育行政については、地域との連携を図りつつ、継続した取り組みが必要である。