令和5年9月8日、うるま市議会は第170回定例会を開催した。
会議では、令和5年度うるま市一般会計補正予算(第4号)や、令和4年度の各会計の歳入歳出決算認定が議題となった。
財務部長の島袋史朗氏は、補正予算の中で特に重要な項目を取り上げ、ハワイ州マウイ島への災害義援金として2,000万円を計上したことを説明した。これにより、災害支援に向けた取り組みが進展すると期待される。
また、議案第84号は、令和5年度の財政健全化を目指す一環として提出された。ここでは、歳入歳出予算を742億7,073万5,000円に設定、補正内容として重要な災害義援金や、生活保護システム更新事業が挙げられた。
続いて、令和4年度うるま市一般会計決算認定についての質疑が行われた。真栄城隆議員は、個人市民税の調定額が前年度より増加していることに懸念を示し、その要因について質疑した。これに対する財務部長は、税務調査によって新たな調定額が確定したことが影響していると説明した。
さらに、教育関連の質疑でも盛り上がりが見られた。伊盛サチ子議員は、妊娠出産包括支援事業の申請プロセスについて詳細に質問し、行政の支援が必要な人々に届くための仕組みに焦点を当てた。こども未来部長の上原利恵子氏は、その流れを説明し、相談支援を通じた適切なサポートを強調した。
今後は、これらの議案がどのように実施されるか、議員一同が注視する必要がある。議会では、市政の健全化に向けた取り組みが日々進められていることが伺える。
また、議案に関しては、次回の委員会に付託されることが決定され、さらなる審議が期待されている。市民生活向上に寄与するため、重要な決断が待たれます。