令和3年9月28日、うるま市議会が開催され、あやはし館の管理や不登校支援に関する重要な議題が取り上げられた。
会議では、あやはし館の指定管理についての議論が盛んに行われた。名嘉眞宜德議員は、あやはし館の現状に疑問を呈し、「公共の施設をこの状態で貸し続けてはいけない」と強調した。
経済部長の松岡秀光氏は、前指定管理者との係争中であり、使用料の徴収が行えない現状を説明した。この状況に対し、名嘉眞議員は「何らかの形で契約手続きと使用料徴収を進めるべき」と再度の見解を求めた。
続けて、あやはし館の条例改正についても言及され、名嘉眞議員は早急にアクションを起こさなければならないと訴えた。経済部長は、関連する管理運用方法を検討し、課題解決後に改めて指定管理者を公募する意向を示した。
また、教育行政についても触れられ、不登校支援の取り組みが紹介された。指導部長の宇江城聖子氏は、マンツーマンでの支援や教育環境の改善に向けた取り組みを説明し、チームでの支援体制の重要性を訴えた。
議員からは、学校外での魅力ある授業作りや地域連携の必要性が提起され、コミュニティを活かした教育の方向性についての意見が交わされた。教育委員会は、地域の人材を活用した支援や居場所づくりなど、児童・生徒にとって魅力的な学びの場を創出することを目指している。
最後に、喜名翼選手の東京2020パラリンピック出場について祝福され、市民栄誉章の授与が検討される方向で進められている旨が報告された。市長の中村正人氏は、選手や関係者との調整を図り、前向きな姿勢を示した。
以上の議論を通じて、うるま市は公共施設の管理運営や学校教育の質向上に向けて、今後も取り組みを継続していく姿勢を示した。