令和2年12月のうるま市議会では、様々な重要事項が議論された。
特に、あやはし館の運営状況について多くの意見が交わされる中、名嘉眞 宜徳議員は、特産品販売所入居企業の違法入居問題を指摘した。彼は、公的管理者の責任が問われていることを強調し、早急な是正が求められていると述べた。これに対し、経済部長の佐久川 篤氏は、当局が指定管理者に指示を行い、問題解決に向けて協議に入っていると応じた。
また、指定管理者の取り消しに関しても、様々な議論が交錯した。特に、指定管理者との聴聞結果について不透明さがあり、名嘉眞議員はその結果が開示されない状況を問題視した。経済部長は、この聴聞調書が非公開である理由を説明しながらも、適切な行政判断を行う意向を示した。その上で、今後の行政手続きに十分な注意を払い、透明性を持たせる必要があることを強調した。
その一方で、令和3年度以降の中期財政計画についても話題となった。税収の減少が見込まれる中で、実質単年度収支の黒字確保を目指す姿勢が示された。また、公共施設整備における予算が厳しいことが懸念され、財政運営の弾力性が求められる中、適切な資源配分が重要視されている。
会議では、予算における歳出の抑制策や新たな収入源の確保が必要であるとの指摘もあった。これらの取り組みは、将来にわたるまちづくりの基盤として、重要な意味を持つとされている。