令和3年6月の第149回うるま市議会では、主に各種補正予算が審議された。特に、一般会計補正予算(第3号)については多くの議論を呼んだ。
事前に行われた委員会審査の報告で、仲本辰雄企画総務委員長は、議案第49号について報告を行った。報告によれば、多くの資金が特定財源に充当されるとのことで、特に会計年度任用職員の報酬などに関連する項目では、職員の長期療養休暇に伴い一時的な職員代替が必要との説明があった。このことから、市の業務が円滑に進められるよう適切な措置が講じられるべきだと理解される。
また、その他の委員長からも報告があり、建設関連の委員長は、公共交通会議の内容について市民の意見を積極的に取り入れたいとの意向を示した。参加すべき市民の関与を促す姿勢があり、特に地元の実情を踏まえた意見聴取の重要性が強調された。
さらに、地域厚生課長は、国土強靭化地域計画におけるアンケートの実施を通じて、地元住民の積極的な意見を求めていることを明らかにした。これは、地域の実情を反映させるための優先事項として理解できる。
この日の一般質問では、国吉亮議員が電力自由化に関する進捗状況を質問し、当局からは、再生可能エネルギーの導入を検討しているとの回答があった。すでに導入方法を検討中であり、業界の新しい動向に応じた適切な選択が行われることを期待される。また、県内他市町村での取り組みにも言及され、地域全体として脱炭素社会に向けた取り組みが必要であることが強調された。
さらには、津堅島での米軍ヘリコプターの不時着事故についても議論が交わされた。市民の生命と安全を守るため、市長は厳重に抗議したと報告し、今後の航路の見直しを求めた。
最後に、与勝地域の観光振興策についても言及され、地域特性を活かしたエコツーリズムなどの提案がなされた。蔬菜や魅力的な自然環境を生かし、地域振興へつなげるための施策が期待される。