令和元年7月1日、うるま市議会において、具体的な交通インフラ整備や防災対策について議論が交わされた。また、地域の農業振興や保育行政、学童クラブの運営についても言及があった。
特に焦点となったのは、浜比嘉島のバイパス道路整備の必要性についてである。下門 勝議員は、観光振興や防災対策の観点から「兼久漁港方面へ通じる道路が現存する唯一のルートで、 emergency時に大きな問題を引き起こすことが懸念される」と訴えた。この意見に対し、都市建設部参事の浜田 宗賢氏は、「地域からの要請を受け、バイパス整備について早急に検討を進める」と強調した。
また、落石や地すべり対策についても重要な議題として取り上げられた。原しんどう経済部長は、「うるま市内には多くの土砂災害区域が存在し、最近の異常気象によりさらなる危険が増している」と述べた。この問題に対して下門議員は、具体的な落石事故や、それに関連する影響を挙げ、「早急な調査と対策が求められる」と強調した。
農業振興についても議論が盛り上がった。佐久田 悟議員が、津堅島での芋生産の問題を取り上げ、アリモドキゾウムシなどの防除活動を進めている状況と、今後の農業振興に向けた施策の強化を訴えた。
保育行政の分野では、認可保育園の運営や、学童クラブのルール明文化が重要視された。こども部長の金城 妙子氏は、現在進行中の保育士不足解消に向けた施策について、「保育士宿舎借り上げ支援など、さまざまな取り組みを進めている」と述べた。
議会全体を通じて、交通利便性の向上や防災対策、農業振興、保育行政にかかる具体的な施策が提言され、地域住民の安全かつ安心な生活を実現に向けた取り組みが求められた。