令和6年2月に開催された第173回うるま市議会では、幾つかの重要な議題が取り上げられた。注目を集めたのは、道路行政、特に県道224号線の進捗状況に関する質問であり、幸喜勇議員が強くこのテーマに焦点を当てた。
幸喜議員は、上江洲区自治会長との話し合いをもとに、県道224号線の整備状況について尋ねた。その結果、都市建設部長名嘉眞睦氏が答弁した。
現時点での整備進捗率は98.6%であり、令和6年度では用地補償や工事の発注が予定されているとされる。さらに、排水溝整備の進捗も報告され、現道の県道224号線への排水が流れ込むような切替工事が完了したことも確認された。
次に、幸喜議員は、うるま市職員のテレワークについても取り上げ、実施人数や利用状況に関する質問をした。総務部長山入端立也氏によると、テレワーク実施人数は令和3年度379人、令和4年度441人、令和5年度329人という数値が示され、特に育児や介護など特別な事情を抱えた職員に対して柔軟な働き方が支援されていることが強調された。
また、その後行われた一般質問では、単身者の死亡後の支援についてや、終活支援の必要性が再確認された。市民生活部長の新里禎規氏は、身寄りのない単身者に対する対応を説明し、この問題に対する意識を高める必要性を訴えた。さらに、空き家問題についても言及し、空き家が増加している現状に地域住民がどのように対処すべきかが協議された。
さらに、勝連・与那城地区のまちづくりについての進捗状況報告も行われ、旧与那城庁舎周辺へのホテル誘致や、県道37号線沿道のリゾート空間形成が計画されていることが示された。企画部長の金城和明氏が具体的な計画や進捗状況について説明し、地域経済の活性化に向けた取り組みを強調した。
このように、うるま市議会では様々な市民のニーズに応えるための施策や取り組みが活発に議論され、今後の実行に向けた課題が明らかにされた。特に、住民の声にしっかりと耳を傾けた政策提案と実行が求められている。議会での討議を通じて、より良い市民サービスが実現されることが期待される。