令和2年7月30日、うるま市議会で第140回臨時会が開催された。議会は、新型コロナウイルス感染症対策を講じながら進行し、この日は重要な議案がいくつか審議された。
議会の主な業務には、会期の決定が含まれており、議会運営委員長の大屋政善氏が報告した内容に基づき、本臨時会の会期は1日と定められた。また、市長の島袋俊夫氏が出席し、行政報告を行った。報告では、中部地区医師会への支援要請や、在沖米軍基地内での感染防止対策の取り組みについて述べられ、特に新型コロナウイルスの影響が市民生活に与える深刻な影響を強調した。
その後、議案第66号の令和2年度うるま市一般会計補正予算(第5号)についての質疑が続き、又吉法尚議員が質問を行った。具体的には、市立小中学校での消毒及び検温支援プロジェクトについて、事業概要や目的、成果目標などを問う内容だった。指導部長の盛小根完氏は、クラスター感染を防ぐための支援事業であると説明した。
さらに、議案第67号では介護保険特別会計補正予算(第2号)についても審議された。福祉部長の当間重俊氏は、新型コロナウイルスの影響で高齢者介護の取り組みが一時中断せざるを得なかった背景を説明した。今後は個別支援を行い、介護状態への移行防止に努める方針が示された。
報告第21号と承認第9号の議案も審議された。特に、専決処分の承認を求める旨が報告され、議会からの異議はなく承認された。議会では、今後の対応に向けた事業の重要性が再確認された。
最後に、議案第68号として教育委員会委員の任命について議論が行われ、議会は同意する結果となった。今回の臨時会は、重要な予算案や報告が承認されたことが、市民にとっての今後のサービス向上に繋がることが期待されている。