令和5年9月に開催された第170回うるま市議会において、発言が多く寄せられたのは、交通行政と環境問題、特に道路の整備計画に関する質問であった。特に、上江洲区の道路行政では、幸喜勇議員からの詳細な進捗状況についての質問が注目を集めた。
幸喜勇議員は、上江洲区の上江洲塩屋線の進捗状況について質問し、都市建設部長の名嘉眞睦氏は、令和5年8月時点で用地買収が完了し、年度内の工事完了に向けて調整を行っていると答えた。さらに、上江洲5-10号線についても同様の回答があり、この二つの路線が市民生活に与える影響が焦点になっている。
環境教育についても議論が展開された。幸喜議員は「不法投棄撲滅宣言式」を引き合いに、市民への環境教育の重要性を強調した。市民生活部長の新里禎規氏は、学校教育課との連携を強調し、沖縄県地域環境センターによる出前講座の実施を挙げ、教育機関としての役割を果たしていると述べた。今後もさらなる啓発活動が求められる。
教育行政について、幸喜議員は特に新任教員への研修や教員の資質向上について質問を行い、学校教育部長の大里元児氏は「教員の資質能力向上を図るために動画サイトを通じて研修を充実させる」と述べた。これにより、教育の質が向上することが期待される。
福祉行政に関する質疑では、幸喜議員が障がい福祉ガイドブックの導入について問うと、福祉部長の幸地美和氏は、利用者へのわかりやすさが好評を得ているとの回答をした。一方で、今後の課題として、情報更新が必要であることも指摘し、実際に利用者の声を反映した運用を進める必要性を強調した。
また、防災に関する問題も重要視され、特に今回の台風第6号による停電や断水の影響が報告された。市長の中村正人氏は、災害時のトラブルを防ぐため、事前の対策をチェックリストで市民に周知する方針を示した。
最後に、信号 управліншіの適切な運用について具体的な対策が提案され、特に交通量の多い場所での渋滞問題が再度浮き彫りとなった。クッションドラムやカラー塗装など視認性を高める対策が議論された。今後の関連整備計画がどのように進展するか、市民からの注目が集まるであろう。