令和元年12月6日、うるま市議会は第135回定例会の二日目を迎え、各議案に対する質疑が行われた。議題には予算案や条例改正が含まれ、議員たちの熱心な質疑が続けられた。
まず、令和元年度うるま市一般会計補正予算(第3号)について、仲本辰雄議員が質疑を行った。予算の中には、野犬・ハブ等対策業務委託料が1億5,000万円計上されており、これについての経緯が問われた。市民部長の平良一雄氏は、外部委託から臨時職員を使用した結果、安定的に業務を続けるためには専門的知見を持つ業者への委託が必要だとの判断に至った経緯を説明。委託業者選定に関しては、一般公募によるプロポーザル選考を考えると強調した。
次に伊盛サチ子議員は、同じ予算案に関連して、就業者助成金支援事業の減額について質疑をした。この支援事業は奨学金を利用した求職者の市内企業への就職促進を目的としているが、申請が国の見解により要綱上の対象外とされたことから200万円の削減となったと経済部長の佐久川篤氏が説明した。今後は就業支援についてもサポート体制を強化していく意向を示した。
また、議案第74号、指定管理者の指定についての質疑で、伊盛議員は公募方法や指定管理者に選定された株式会社レキオスの評価基準などに触れ、管理運営の方針や苦情対応についての高評価に疑問を呈した。
このほか、こども部長の金城妙子氏は子ども・子育て支援臨時交付金の減額理由について、保育利用料無償化による影響があったと述べた。
質疑を終えた議案は、会議規則に基づき各委員会へ付託されることになった。12月10日には再度会議を開く予定で、引き続き次回に議論される議案の内容について期待が寄せられている。