令和3年12月6日に開催された第156回うるま市議会では、様々な議案が審議されました。
今回の議会では、総額約13億5,693万6,000円の補正予算案が提案されました。
主な内容は、子育て世帯への臨時特別給付金の支給であり、それによりゼロ歳から高校生までの子ども一人当たり5万円が支給される予定です。
市の金城妙子こども部長は、同事業の目的を「新型コロナウイルス感染症が長期化する中で、子育て世帯を支援すること」と述べました。
特例給付を受ける方には12月10日に案内通知が送付され、受給者の決定は12月24日を予定しています。
他にも、宮城島コミュニティ防災センターに関する事業についても質疑が行われ、建物のひび割れやカビの発生が問題視されました。
市民部長の新里禎規氏は、補正予算に計上された36万3,000円の使い道を「カビ取り剤と換気装置の設置費用」と説明し、湿気対策が重要であると強調しました。
また、議員側からは請負業者の責任と公費負担の妥当性について再質疑がありました。
さらに、下水道条例の改正についても協議され、家庭用および業務用汚水の使用料引き上げが提案されました。
この背景には、一般会計からの補填が大きく依存している現状があるとの説明がありました。
水道部長の儀保一盛氏は「受益者負担の原則と公平性の観点から、使用料水準の見直しが必要である」と述べました。
引き上げの理由には経費回収率の低下などが挙げられ、会議ではその必要性が強調されました。
今後の運用についても議論され、議員らからはコスト抑制の取り組みを求める声が上がりました。
最後に、長田団地の建替工事に関する第2期工事の請負契約が提案され、全体の建替が進む見込みです。
同工事の都市建設部長は、状況を踏まえ、引き続き適正な管理を行うとの方針を示しました。