令和3年9月24日、うるま市議会で行われた第152回定例会では、議案第70号をはじめとする補正予算案が議論された。議案第70号は、令和3年度一般会計の補正予算に関するもので、可決された。議案の中には、消防関連での防疫手当の支給について議論され、新型コロナウイルス感染症対応がきっかけで、消防関連の支出が増加していることが指摘された。
また、物品の取得に関する議案第76号も上程され、こちらも原案通り可決された。この議案には指揮車の取得が含まれており、ドローンの整備に関する質疑も行われた。ドローンの操縦士資格取得についてのコストや、今後の運用方針について、関係者の専門的な意見が求められた。
発議第18号および第19号では、津堅島訓練場水域におけるパラシュート降下訓練の中止に関する意見書と抗議決議が提案され、いずれも可決された。提案者の又吉法尚議員は、これにより地元の不安を解消するための努力が関心を寄せられていることを強調した。津堅島での訓練実施回数が過去の実績と比べても増えていることが市議会の懸念として述べられた。
一般質問の場面では、国吉亮議員が脱炭素社会に向けた具体的な取組として、新電力の導入が期待されると評価した。市では現在、包括連携協定を策定中で、地元企業と再生エネルギーの活用を促進するための取り組みも進めている。
また、救急搬送の状況についても報告されたが、現場滞在時間が長引く事例があることが示され、医療機関との連携の必要性が再認識された。