6月7日、令和4年6月第160回うるま市議会定例会が開会された。
会期は6月7日から同月28日までの22日間に決定された。議長の幸地 政和氏が会議の開始を宣言し、議事日程第1号の内容が確認される。特に、議案第50号のうるま市議会議員及び市長の選挙に関する条例改正が注目されている。
中村 正人市長は演壇に立ち、行政報告を行った。新型コロナウイルスワクチン接種について、65歳以上の接種率が約80%、18歳から64歳は38%と述べ、特に若年層の接種促進が課題であると指摘した。市長は、集団接種や校医との連携を強化し、今後の接種率向上に向けた取り組みを強調した。
続いて、令和3年度うるま市一般会計予算繰越明許費計算書が報告された。島袋 史朗財務部長が、計画変更や調整に因る繰越があることを説明し、例として新型コロナの影響を挙げた。また、議案第45号の令和4年度一般会計補正予算についても説明。歳入歳出それぞれ約679億の総額を見込むとし、詳細な内容が議論される見込み。
中村市長は、観光振興のため栃木県宇都宮市の視察についても報告し、地元特産品や観光資源のPRに力を入れていると話した。また、今後の宅地整備や地域振興に向けた要請活動も行ってきたと語った。特に国道の早期実現を求めた姿勢が強調された。
さて、議案第49号については、具志川小学校の仮設校舎建設に関する工事契約の締結が審議され、費用は約2億8,028万円と見積もられている。さらなる議案については、次回の会議で詳しく審議される予定だ。議論が続く中、議員は市民の声を反映するため、各議案に対し具体的な質問や意見を交わした。
このように、うるま市議会は市民の生活と環境を考慮した政策を進めている。新型コロナウイルス対策、福祉関連施策、教育環境等、多岐に渡る内容が議題に挙がり、今後の施策に期待が寄せられる。