令和2年9月23日、うるま市議会で公共施設の管理計画や福祉施策についての一般質問が行われた。特に、仲本辰雄議員が公共施設等総合管理計画について取り上げた。個別施設計画の進捗や、公共施設管理システムの導入状況について質問し、企画部長の金城和明氏は、個別施設計画の策定が進行中であると説明。市は、公共施設の計画的な維持管理を目指しており、各関係機関と協力しながら進めていると述べた。
次に、仲本議員は障がい者福祉サービス事業所の現状についても触れ、福祉部長の当間重俊氏に関連データを求めた。現在、うるま市内には251の障がい福祉サービス事業所があり、相談件数は年々増加傾向にあることが確認された。こうした状況を踏まえ、地域に必要なサービスを提供するための環境整備が急務であることが強調された。
また、保育行政に関する質疑では、待機児童解消に向けた施設整備計画の進捗が報告された。こども部長の金城妙子氏は、新しい保育所の整備が行われていることや、利用児童数の増加を挙げながら、将来的な支援策の強化を図る方向性について示した。
その後、松田久男議員が石川地区の公共施設の整備に関する具体的な計画について質問した。現在の施設の老朽化問題や、地域住民からの要望に対して、企画部長の金城和明氏は、基本計画に基づいた運営の透明性と市民サービスの向上を目指していることを強調した。
議会では、公共施設の再整備や廃止について、地域の特性を考慮した支援策が求められていることが浮き彫りとなった。議員たちは地域住民の声を反映させる意見集約を進め、持続可能な施設管理と運営を目指している。