令和元年9月11日、うるま市議会が開催された。この日、複数の重要な議案が提案された。特に、平成30年度の財務決算に関する議案が注目を集めた。
最初に、うるま市長の島袋俊夫氏が平成30年度一般会計歳入歳出決算認定について説明した。この内容は、歳入合計619億704万227円で、歳出合計は605億1,923万5,200円となり、前年度比3.9%の増額になると報告された。前年度比での増減に関しては、市税や地方譲与税の増額が影響したが、国からの支出金が減少した点も指摘された。
続いて、同様の決算に対する認定が行われた国民健康保険特別会計や公共下水道事業特別会計についても報告がなされた。不納欠損の部分や収入未済額の報告が行われ、財政運営の困難さが強調された。
その後、島袋市長は職員の不祥事に触れた。水道部における公印の不正使用や、補助金の申請業務を怠った事案に関し、各職員が処分されることが伝えられた。「市民並びに議会の皆様に多大な御迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます」と述べた。
また、様々な議案が議題に上がり、特に令和元年度うるま市一般会計補正予算(第2号)については、歳入歳出の増額が見込まれていることが説明された。歳入の内訳には、地方譲与税や国からの支出金の変動が含まれるという。
議案の一つとして、物品の取得に関する内容も提案された。水槽付消防ポンプ自動車と高規格救急自動車の購入に関して、その契約金額などが示され、議会での承認を求める形となった。消防長の諸見里朝弘氏がこれに関して説明を行い、質疑応答が行われた。
その他に、指定管理者の指定に関する議案もあり、これに関しても議会の承認が求められる。また、陳情が数件取り扱われ、特にこども部に関する福祉施策の充実や介護保険制度に関する改正が検討された。
うるま市議会は今後も市民の福祉向上に向けた議論を進めていく姿勢を示している。議会は27日間の日程で進められ、他の議案の審議も進行する見込みである。