令和3年7月27日、うるま市議会臨時会が開催され、重要な議題が検討された。
この日の会議では、3つの主な議題が取り上げられた。特に、沖縄県立中部病院でのクラスター発生に関する意見書について、多くの議員が懸念を示している。
議事日程第3号の発議第15号が特に注目を集めている。この意見書は、松田久男議員によって提供され、沖縄県立中部病院における感染症対策の不備について問題提起がなされた。松田議員は「新型コロナウイルス感染症対策の中核病院にあたる県立中部病院において、クラスターが発生したことは重要な事態」と強調した。
また、意見書では「51名が感染、20名が亡くなった」との厳しい実態が明かされ、感染公表が遅れたことへの説明責任が求められることとなった。そして再発防止策の確立、医療従事者への支援体制強化が急務であると訴えた。
会議ではこの意見書について「質疑、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決に入る」との提案があり、全員起立により賛成が得られた。よって、本案は原案通り可決され、沖縄県知事あてに送付されることとなった。
この議論により、県立中部病院の問題が再び浮き彫りとなった。感染症対策が厳しい情勢にある中、信頼回復のために万全の体制の構築を求める意見がさらに高まっている。会期は1日間であり、本議題の進行を受けて会議は閉じられたが、今後の動向が注視されることになるだろう。