令和2年6月の第139回うるま市議会では、重要な議案が多数審議された。
特に注目されたのは、令和2年度うるま市一般会計補正予算(第3号)である。
仲本辰雄議員は、生活保護総務費に計上された341万6,000円の増加に言及し、新型コロナウイルス感染症の影響により保護世帯が増加しているのか確認した。
福祉部長の当間重俊氏は、現段階では特に著しい増加は見られていないとしつつも、今後の増加に備えた説明を行った。
また、家畜予防注射事業に関する助成金についても詳細が議論された。
経済部長の佐久川篤氏は、助成金が豚熱を予防するためのワクチン接種に用いられることや、対象頭数が1万2,657頭にのぼることを示した。さらに、1頭当たりの助成額が160円の50%以内、つまり80円になる予定であると説明された。
さらに、与勝第二中学校の屋内運動場の増改築についても質疑が行われた。
教育部長の赤嶺勝氏は、工期や今後のスケジュールについて詳細を述べ、供用開始までの計画を明らかにした。
その中で、2022年1月に新運動場が使用開始予定であることを強調した。なお、工事期間中の体育の授業については、近隣の山田中学校や勝連B&G海洋センターとの連携を行うとして、対応策が検討されているとのことだ。
次に、うるま市生涯学習・文化振興センター条例の改正も焦点となった。仲本辰雄議員は、月曜休館の取り扱いについて、利用者のニーズに基づく運営が求められるとし、過剰な業務負担を軽減する必要性を指摘した。
教育部長の赤嶺勝氏は、過去の定例監査で指摘された業務の適正化を図る考えを示し、今後の方向性について説明した。
全体として、今議会は各議案や議題の重要性を認識し、市の重要な施策について真摯な議論が行われたことが印象的である。特に、福祉や教育に関わる施策には、市民の関心が高く、今後の動向が注目される。