令和3年2月22日、うるま市議会は第147回定例会の初日を迎えた。この日の議題には、新型コロナウイルス感染症に対する施策や予算案が含まれ、特に訓練場に関連する議案が注目を集めている。
議長の幸地政和氏の開会挨拶の後、会議はすぐに議事日程へ移行した。
まず、津堅島訓練場水域でのパラシュート降下訓練に関連する意見書と抗議決議が合一して議題となった。発議者である又吉法尚議員は、訓練の頻発が地域に与える影響を強調し、「訓練の実施は到底容認できない」と訴えた。賛同する議員からも、訓練による漁業や地域の安全に関する懸念が相次ぐ。最終的に、全議員が起立し、両案は可決された。
次に、施政方針について、市長の島袋俊夫氏は、経済活性化や市民支援策に関する取り組みを述べた。特に、新型コロナウイルスの影響で苦しむ市民に対し、財源の確保が重要であるとし、一般会計予算629億4千881万8千円を計上する。予算の中で、コロナ関連施策が優先されることが強調され、今後の施策内容についても具体的な計画が提示された。市民の命を守るための努力が必要だとの考えを示した。
また、議案においては、議会運営委員会の委員選任や、経済関連の予算案も審議された。市の発展に向けた新たな施策が述べられ、特に地域産業の振興や雇用創出が重視された。市の各施策においても、新型コロナウイルスによる社会的課題への対策が議題にのぼった。
最終的に、議会には多くの議案が上程され、今後の議論の進行が期待されている。次回は3月1日に開催され、より具体的な施策の理解を深めることになる。