令和2年9月15日、うるま市議会第142回定例会が開催された。
主要な議題として、令和2年度一般会計補正予算に関する議案が取り上げられた。その中で、真栄城隆議員は、モバイル決済システム導入に関する補正予算163万4,000円の具体的な内容について質問した。このシステムはキャッシュレス決済の一環として導入される。
総務部長の宮城為治氏は、システムエラーが発生する恐れを指摘し、納税者の利便性向上を図るために必要な改修を行うことを強調した。議員は新型コロナウイルス対策としても重要な施策であると述べた。さらに、自治会活動を支援する感染症予防対策事業の予算についての質疑も行われた。
市民部長の平良一雄氏は、自治会に対して必要な衛生対策のための資材を補助することを説明した。この事業は、63自治会で実施予定であり、補助は自治会の人口に応じて行われる。
また、保育環境改善や感染症対策支援事業についても質疑が行われ、こども部長の金城妙子氏は、保育所への補助額を1施設当たり50万円とし、予算計上した70施設分が対象であると説明した。これにより、保育現場の感染対策を強化する方針が示された。
他にも、道路改築事業や公園管理費に関する事業進捗状況が報告され、議長からの質疑があり、各担当部長が状況を詳細に説明した。特に、道路維持管理や排水路の改良工事についての進捗状況が確認された。
最終的に、全ての議案は各担当委員会への付託が決まり、議会は一旦休憩に入った。この会議の結果として、行政側は今後の予算編成や地域政策の進展に向けた重要な一歩を示したと言えるだろう。