令和元年うるま市議会は、10月2日に開催された第134回定例会において、参加者の密な意見交換が行われた。本会議では、特にウチナージマ大会の開催場所や防災施策に関する議論が多く取り上げられた。
まずウチナージマ大会の開催状況について、昨年は観客数が少なく活気に欠けていたとの指摘がある。このため、今年度はメーン会場である具志川総合グラウンドに位置を変更し、より多くの市民が来場できるよう配慮されたことが報告された。これにより、ウチナージマはより広く認知され、既存の地域行事として市民に楽しみを与え続ける期待が寄せられている。
また、災害対策においては、うるま市の避難所誘導看板の設置状況が報告された。38基の看板が設置されているが、一部地域ではまだ看板の設置がされていないとの声もあり、早急に対策が必要とされている。特に、看板の老朽化についても指摘があり、対応が待たれる。
新たに導入された防災情報伝達システムの進捗状況も注目された。このシステムは、デジタル化された拡声器を使用し、緊急時の迅速な情報伝達が求められている。災害時の情報が重要であるため、市民への周知徹底が必要とされる中、デジタル化によって「音域」が広がることに期待が寄せられている。
市道与那城99号線の整備状況については、長年待たれている工事がいよいよ完了に近づいており、11月末には全線の供用開始が見込まれている。地元住民は、この道路整備を心待ちにしており、大変な期待が寄せられている。
未買収道路用地に関する課題も糖分され、過去に地域住民が無償提供した経緯があり、その処理に向けて迅速な対応が求められている。市の関係部署が連携し、地権者の不安を軽減するために進める方針とされている。
最後に、防災・減災対策としての意識の向上を促すため、地域住民との連携や自主防災組織の結成が進められ、自主的な取り組みが求められている。市民一人一人が防災に関心を持つことが、未来の安心・安全につながる。