令和2年2月のうるま市議会での一般質問では、島嶼地域の活性化や教育、雇用、ジェンダー平等、農業振興など多岐にわたるテーマが議論された。特に、島嶼地域についての質問では、藏根 武議員が島嶼地域の活性化に向けての事業成果を問うた。企画部長 仲本 昭信氏は、過去数年間で79名の新規移住があったことを報告し、今後もしま・ひと・しごと未来づくり事業を推進し、地域資源を活用した取り組みを予定していると述べた。
また、平安座西公園の遊具の修繕や整備についても意見が交わされた。藏根議員は、地域の子供たちから遊び場の必要性があるとの声を受け、施設整備を早急に行うよう要望した。都市建設部長目取真 康史氏は、修繕に関する工事費がかさむことから、優先順位を考慮して対応する意向を示した。
教育に関連する質問では、給食費徴収が議題となり、無償化により施設の事務作業が負担となっている現状について市長が言及した。さらに、ジェンダー平等を進めるために、教育現場での取り組みや市民意識の向上が求められた。市民部長 平良 一雄氏は、男女共同参画の施策が動いていることを強調し、地域との連携が重要であると述べた。
小規模事業者を支援するための経営発達支援計画についても言及され、地域を活性化するための具体的な事業が進行中であることが報告された。経済部長 佐久川 篤氏は、安定した基盤が地域の経済活動を支えることを説明した。
今後の課題として、島嶼地域の活性化や子供たちの遊び場の整備、雇用創出、そして全ての市民が尊重される社会の実現が挙げられ、市民との協力が求められることが強調された。