令和3年6月18日、うるま市議会の一般質問では、新型コロナウイルスワクチン接種や交通弱者支援について幅広い議論が交わされた。
最初に、國場正剛議員から新型コロナワクチン接種の取り組み状況について質疑があった。市の企画部参事、中里和央氏は、65歳以上の高齢者を対象にした接種が7月末までに完了する予定であることを説明した。接種対象者の中には、接種を希望しない方もいる可能性があるが、接種は希望者に基づいて進められると強調した。また、接種率向上に向けた情報の発信や市民の理解を求める取り組みを進める考えが示された。
続いて、経済や文化の振興に関する話題も取り上げられ、モータースポーツを地域活性化の手段とする構想が語られた。モータースポーツイベントは集客効果が高く、地域経済への波及が期待されると、経済部長の松岡秀光氏が述べた。この構想は地域の伝統文化とも連携し、さらなる地域振興につながる可能性がある。
給食費の軽減策も質疑された。指導部長、宇江城聖子氏は、コロナ禍により給食費の支払いが困難な家庭向けの支援策を検討中であるとの発言があった。また、文化芸術活動拠点施設の設置についても話があり、新たな文化支援の仕組みが進められる意向が示された。
さらに、都市建設部の目取真康史部長は、赤道区自治会からの排水溝補修や道路整備の要請について、迅速に対応する姿勢を明らかにした。地域住民の安全を確保するため、早急な対策が講じられることが期待されている。
最後に、うるま市における新型コロナウイルス影響下の社会支援施策も取り上げられ、産前産後の女性支援や不登校支援における取り組みが確認された。今後、地域の力を結集し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが求められるとともに、支援策を通じて、うるま市が子どもから高齢者まで安心して生活できる地域社会作りが進められることが期待される。