うるま市議会の第171回定例会が開催された。
主な議題としては、うるま市の国民保護計画の変更や、専決処分に関する報告が取り上げられた。市の財務部門では、仲程孝議員からの質問に対し、「助言誤りによる損害賠償については、一般会計からの充当である」と答えた。5,016円の支出は、税務課の管理費からて支払われたという、また、このような誤りに対して保険適用の仕組みがないことが課題視された。
さらに、専決処分の報告を通じて、市で発生した交通事故や台風による物損事故がいくつか取り上げられた。特に台風6号による事故の影響は重大で、複数の車両に被害が及んでいることが明らかになった。事故の詳細については、学校教育部長の大里元児氏が説明し、被害の範囲と必要な修理作業に関して情報を共有した。
また、一般会計の補正予算が議題にあがり、真栄城隆議員が予算の変更理由について質問した。指定ごみ袋事業に関する債務負担行為額の増加、特に原材料費の高騰が背景にあるとされ、「環境政策課への名称変更も影響している」との説明があった。その他の質疑では、防災対策費や戸籍住民基本台帳管理費に関する補正も議論された。特に、災害時の備えや情報管理システム強化についての意見が交わされた。
会議では人権擁護員の候補者推薦に関する諮問も行われ、透明性を持った人選が求められた。議案の付託が行われた後、次回の会議に向けての継続的な議論が期待される。将来的には市の福祉政策に大きな影響を与えることが予想される重要な内容であったといえる。議会は、今後も市民の福祉向上に向けての議論を続けていく必要がある。