令和3年2月に開催されたうるま市議会は、様々な重要なアジェンダが提案された。中でも、成人式関連のクラスター発生が議論の中心となった。市内小中学校では、成人式後、多くの新型コロナウイルス感染者が確認され、特に同じ中学校からの参加者が感染したとの報告があり、市民生活への影響が懸念された。
また、成人式では安全対策を講じたにも関わらず、新成人のその後の行動が、さらに感染拡大に繋がったことを重く受け止めている。成人式は、人生の節目であり、盛大に祝われるべき重要な行事であったが、東京都や愛知県など、多くの新成人が集まったイベントの結果、感染が広がってしまった。このため、市は成人者に対して、自身の行動に責任を持つ姿勢を求める考えである。
一方、バリアフリー化の進捗に関する議題も重要であった。うるま市では、車椅子トイレや、段差の解消、エレベーターの設置などが進んでおり、2025年度末までには、全ての学校施設がこれらを整備される見込みである。この目標達成に向けての継続的な努力が必要であり、教育機関においても、全ての児童が平等にアクセスできる環境の提供が求められる。
また、新型コロナウイルス感染症の影響から、教育におけるハラスメント問題や、制服選択制の導入が議論され、自由な選択がさらなる生徒の幸福に繋がると多くの意見が寄せられた。さらに、特に中学校では、タイツやマフラーの着用が許可され、学生たちの寒さ対策が講じられるなど、より柔軟な校則が求められている。
うるま市が子育て支援制度を高く評価され、医療費助成制度の継続を目指していることは大変喜ばしいことである。特に中学校卒業までの通院費助成が、今後も地域の子供たちの健やかな成長を助ける重要な施策として位置づけられている。
成人式、バリアフリー化、教育のあり方など多岐にわたるテーマが話し合われ、今後につながる提案がなされた。市民や教育関係者の声を反映させながら、うるま市がより一層子供たちや若者たちが快適に過ごせる環境を目指すことが期待されている。