令和5年6月30日、うるま市議会が開催された。この日は、令和5年度一般会計補正予算や特殊勤務手当の改正条例などが審議される重要な会議であった。
特に注目されたのは、議案第41号の令和5年度一般会計補正予算で、その内容が市の財政に与える影響が大きいと考えられている。総務委員長の伊波良明議員は、補正予算の中に含まれる公共施設の包括的民間委託等の視察の予定を説明し、「神奈川県小田原市への視察が計画されている」と述べた。
一方、特殊勤務手当に関する条例の改正についても重要な議題であり、現在の制度には不公平が存在することを鑑みた改正がなされることが求められている。これについては、議員からの質問に対し、関連する職員への手当の支給が現状に即した形で見直されるべきとの意見が多く聞かれた。
午前10時から始まった会議は順調に進み、議案はすべて原案のとおり可決され、その後は一般質問の時間に入った。国吉亮議員が医療的ケア児の受け入れ拡充について質問するなど、活発な議論が展開された。その中で、特に医療的ケアを必要とする子どもたちへの支援の重要性が強調された。
また、終了間際には特別な配慮を要する市民向けのサービスや地域の文化的活動についても多くの意見が出され、市が行うべき支援の方向性について多様な視点からの意見が寄せられた。