令和2年12月1日、南城市議会第10回定例会が開会した。議会は12月18日までの18日間にわたり行われる予定である。
初日は会議録署名議員の指名が行われ、続いて会期の決定が議題とされた。国吉昌実議長は「会期は本日から12月18日までの18日間に決定した」と述べた。
市長の瑞慶覧長敏氏はその後、行政報告を行い、各行事や地域振興に関する活動を振り返った。報告された内容には、地域振興開発推進や教育委員会の取り組みが含まれていた。特に、「沖縄振興特別措置法の延長に向けた意見交換会に参加した」と強調した。
続いて、議案の一括審議が行われ、議案第56号から第80号までの25件が提出され、指定管理者の指定や補正予算が議題に上がった。瑞慶覧市長は、指定管理者の指定を通じて、市の公の施設の利用促進を目指していると述べた。
補正予算の説明では、新型コロナウイルスの影響を受けた補正が多くて、総額が316億円を上回ることが示された。この中には教育費や社会福祉に関連した予算も含まれており、地域の経済や福祉への混乱を軽減するための施策が検討されている。
副市長の新屋勉氏は、「令和2年度の一般会計補正予算は12億3千万円の減額を伴う」としつつ、各種サービス充実への継続的な努力を表明した。
本日は散会となり、次回は12月4日に代表質問が予定されている。議員らはこの間の議案についての研究を行うことが決定した。議会の透明性向上と地域の声を反映した柔軟な姿勢が関心を集めている。
議事は議会運営委員会の決定に基づき進行され、次回も充実した議論が期待されている。