令和6年6月21日に南城市議会の定例会が開催された。主な議題は南城市における様々な条例改正や補正予算に関するもので、多岐にわたる案件が審議された。
この会議で特に注目されたのは、令和6年度南城市一般会計補正予算に関する議案である。これに関連して、松田兼弘議員からの質問が飛び出した。議案につき、松田議員は、65歳以上の非課税世帯への補聴器購入助成について詳細な質疑を行った。
松田議員は、補助対象者の抽出方法や診断書の提出の有無について尋ねた。健康福祉部長の森田ゆかり氏は、非課税世帯に住む65歳以上の方を対象としており、医師の意見書が必要であると説明した。受給者は先着順で決定されることも示された。
また、森田氏は補助金の額が1人当たり最大2万5,000円で、対象者数は20名であることを明らかにした。補聴器購入助成に限らず、18歳以上の難聴者に対しては他の制度を利用するよう呼びかけている。
補正予算の質疑に関連し、議案第48号を巡る説明が求められ、差し替えの理由もお披露目された。副市長の當眞隆夫氏は、金額の計上ミスについて詳しく説明し、承認を求めた。これに対し、議長の中村直哉氏も異議なしと認め、議案の承認が得られた。
定例会の最後には、6月24日から27日の間、休会とすることが決定された。議事はすべて終了し、次回は6月28日の午前10時に開催されることが告げられ、会議は散会した。