令和2年第4回南城市議会が開かれ、複数の重要議案について審議が行われた。
この中で特に注目されるのは、南城市税条例の一部改正と南城市観光振興拠点施設条例に関する議案である。
南城市税条例改正案について、担当課の説明によれば、環境性能割の税率変更が行妨げられる懸念もあるという。
改正の内容は、軽自動車税が特例として減税となる点であり、担当課は今後の減収となる部分について、全額国からの交付金によって補填される計画だと述べた。
観光振興拠点施設条例に関する議案では、議論において駐車場の料金徴収について多くの質疑があった。市内の関係団体については免除がされる方針だが、具体的な運営方法について未確定な部分が多く、市民の理解を得るためには、今後の都度、透明性のある運営と説明が求められる。
また、コロナウイルス対応に関する陳情が採択されたが、参加した議員からは今後の波に備える必要があるとの意見も出された。具体的には、ひとり親家庭など経済的に困窮している人々への支援制度を拡充する意見が多数あった。
さらには、県道の安全対策や改善要請に関する決議案も通過し、特に通学路にかかる交通安全問題が強調された。南城市の発展と市民の安全を確保するためには、道路整備や環境保護に関する調整が必要であるとの意見が一致した。