令和4年3月22日、南城市議会で一般質問が行われ、地域の課題や市政運営に関する内容が議論された。
南城市施政方針に関連し、教育環境の充実に向けた具体的取り組みが紹介された。教育部長の與那嶺 幹氏は、特別支援教育支援員の配置や各教育機関との横断的連携の強化について説明した。また、尚巴志生誕650年事業の実施計画も進められ、地域文化の伝承が強調された。
次に、選挙公報に関する問題が取り上げられた。総務部長・糸数 義人氏は、公報発行における事務的ミスが指摘され、再発防止策として複数職員による校正体制の強化を約束した。また、地域課題として下水道整備や交通インフラの改善が求められた。
さらに、児童館に関する問題として、安谷屋 正議員は新たな児童館整備の必要性を訴えた。市長の古謝 景春氏は、子どもたちの居場所の重要性を認識し、支援体制の強化を約束した。また、こども課の新設に向けて、市民からの声を集約し、柔軟な対応を行う方針が示された。
美らグリーン南城の最終処分場に関しては、復旧工事の進捗や負担金についての議論が行われ、今回の崩落事故による市民への新たな負担は生じない見通しが示された。工事の完了が令和5年3月を予定しており、埋立作業が順調に進むことが期待されている。
国道331号における交通安全の確保も焦点となり、市民からの交通量の増加に対する危機感が伝えられた。市としては、速度抑制への取り組みや関係機関との協議を進めることが表明された。
これらの質問に対し、各部長からの明確な回答があり、今後の施策に期待が寄せられる中、議事は進行した。特に、地域の安全や子どもたちの教育環境の整備が重要なテーマとして浮かび上がった。