令和2年第4回南城市議会定例会が、6月10日午前10時に開会した。
この定例会では、会議録署名議員の指名が行われ、日程第1として宮城秋夫議員と森山悟議員が指名された。続いて、日程第2の会期の決定では、会期を約17日間とし、6月26日までの設定が異議なしで可決された。
日程第3では、瑞慶覧長敏市長による行政報告が行われ、同市が経済や観光に関連する取り組みを紹介した。特に、沖縄県畜産振興公社理事会の参加や、大里中学校の地鎮祭など、行政活動の多様性が強調された。
次に、日程第4から第12までの複数の議案が一括で提案され、特に「南城市観光振興拠点施設条例」が議題として挙げられた。この条例は観光振興のために必要な施設の設置や管理を定めるもので、観光業の発展を目指す意義がある。
また、一般会計補正予算について副市長の新屋勉氏が説明を行い、歳入計上の主な内容は久高島関連の観光事業としての国庫補助金や、教育関連の予算の増額が含まれていると述べた。特に、GIGAスクール構想に伴う児童生徒への端末整備などが重要な施策とされている。
市議会では、市道の変更や南城市税条例の改正についても議論され、各議案が市の暮らしと経済に与える影響が注視されている。
会議終了時には、6月15日の一般質問の予定も確認された。議会では、引き続き市民の声を反映させるための議論が進められる見込みである。