令和3年第6回南城市議会が13日に開催された。
本会議では、一般会計補正予算や様々な条例改正が議題に上がった。特に、「南城市暮らし応援商品券交付事業」についての質疑が中心となった。
仲間光枝議員は、商品券交付の額が前回の1万円から2,000円に減少した理由について質問した。企画部長の宮城光也氏は、少人数世帯と大人数世帯の不公平を考慮した結果だと説明した。また、商品券の配布方法や事業委託先の選定方法にも言及、プロポーザル方式による業者選定を行う方針を示した。
この商品券の目的には、家計支援や消費喚起、産業支援が含まれている。しかし、実際の効果については、依然として課題が残るとの指摘もある。市は、過去一年間に実施された商品券や食事券の販売からデータを収集し、その効果を検証している。特に、小規模事業者への影響については未だ充分な支援が行われていないとの懸念も浮上している。
市長は新型コロナウイルスに対処するため、必要な施策を講じていく意向を示した。加えて、一般会計補正予算(第6号)は、新型コロナ対策として家庭学習の通信環境整備費について提案され、関連する質疑が行われた。教育部長の與那嶺幹氏は、必要性を強調しつつ、今年度の補助金制度について説明を行った。
また、過去の商品の未交付についても報告され、交付辞退者が数名発生したことが確認されている。こうしたデータを基に、今後の施策もさらに多様化し、精査されていくべきだとの認識が広がっている。市民が実際に感じる支援がどれほど実現できるかが今後の課題であろう。
最後に、南城市議会は次回の会合を9月27日に予定し、本日は散会した。