令和5年9月1日、南城市議会において定例会が開かれ、重要な議案が審議された。議会運営の会期は、9月22日までの22日間と決定された。
市長の古謝景春氏は、行政報告の中で、先般の行事や会議の進行状況を詳述した。また、専決処分の報告では、南城市道路に設置されたカーブミラーの事故に関する和解について言及し、賠償金について説明を行った。特に、国民健康保険税条例の改正案が提示され、赤字解消に向けた施策が議論された。
さらに、姉妹都市盟約の締結についても話し合われ、合併前の玉城村と三重県玉城町との関係を再確立する動きが強調された。これに関連し、議案第47号と第48号では、新たに市道の認定が提案され、地域の交通インフラが強化される見込みである。
議案第49号では、運座新開線の橋梁架替工事に関する契約の締結についても審議された。契約金額は約1億5千万円となり、工事に関わる企業についても議会の承認を求められた。市民生活の質向上に寄与するライフラインの整備が期待されている。
また、議案第50号の中では、南城市立小中学校におけるICT機器の機能強化に関する契約が承認されており、教育環境の向上が目指されている。金額は約8千6百万円となり、これにより教育のデジタル化が進むことが示唆された。
最後に、財政状況については、250億円を超える補正予算が説明され、過去の年度財政からの改善が提案されている。市民部の城間美幸部長は、一般会計の歳入歳出決算についても言及し、歳入が294億円、歳出が272億円であったと説明した。引き続き、経済成長や市民サービスの充実に向けた取り組みが議題となる見込みだ。