令和4年第2回南城市議会定例会が、令和4年3月2日に開会した。議長の国吉昌実氏が議会を開く宣告を行い、重要な議題が目白押しの中、議事が進行した。
市長は新型コロナウイルスに感染し欠席しており、総務部長の糸数義人氏が代役を務めた。行政報告では、古謝市長のもとで実施された施策や会議への参加状況が報告された。糸数氏は「幸いにも市長は軽症で、9日から公務復帰予定」と述べた。
議会では、まず「会期の決定」が議題に上り、令和4年3月2日から同年3月25日までの24日間と決定された。続いて「人権擁護委員の推薦に関する諮問」が2件提出された。人権擁護委員の銘苅春俊氏の再任推薦、及び新垣絹代氏に代わる屋宜哲司氏の推薦が議論された。
さらに、「令和4年一般会計予算」と「令和4年度南城市国民健康保険事業特別会計予算」も提出された。一般会計の総額は前年度比4.3%増の253億6,081万7,000円。特に民生費は、実効性のある地域福祉や子ども支援施策の拡充を狙ったものである。糸数氏は「自立相談支援事業、法人保育園運営費などが含まれている」と強調した。
また、下水道事業の予算も提示された。対象物件としては公共下水道工事などが挙げられており、排水戸数が前年より増加する見込みだ。これにより、浸水対策の強化が期待されている。
最後に「南城市選挙管理委員会の委員及び補充員選挙」についても進められ、議長が指名した新規委員たちが選ばれた。この日程を経て、議会は順調に進行し、次回本会議は令和4年3月9日に予定されている。議会活動の円滑な運営が市民生活の向上につながることが期待される。